ブルーライトカットメガネは効果ない?フィルムも効果なし?|AAO通信
パソコン作業やスマホを見つめる時間の長い人は、一度は購入を検討したことがあるであろうブルーライトカットのメガネや、ブルーライトカットのケータイフィルム。
ブルーライトは眼に害を及ぼす!できるだけ眼に入ってこないほうが良い!
と言われていますよね?
僕自身もパソコンでの作業が多いので、ブルーライトに関するニュースや広告をみたり聞いたりすると「うっ・・・いつも眼にブルーライトを浴びているぜ・・・」と思っちゃいます(笑)
しかし最近、米国眼科学会(AAO)は「ブルーライトは視力を低下させない」とはっきりと宣言していました。
え!?僕ブルーライトカットのメガネ買ったんですけど・・・・
うーーーん、ではブルーライトは眼に悪いって今まで言われてきたのは“ウソ”だったのか??
実際にブルーライトは人にどんな影響を与えるのか?おさらいしてみましょう~!
光には種類がある
まずはブルーライトとはどんなものか見ていきましょう!
まず光には種類があります。
大きく分けると3つに分類できて
紫外線 可視光線 赤外線
の3つです。紫外線と赤外線は聞いたことがあるかもしれません。
紫外線や赤外線は体に害を及ぼす光です。
それぞれの違いは“波長の違い”です。
光は電磁波として見ると波状になって進んでいます。よくわからないと思うので(実際僕も詳しくありません(笑))、先ほどの3つの光を“テレビのチャンネル”に例えます。
紫外線:1~2ch
可視光線:3~6ch
赤外線:7ch~8ch
普段私たちが見ている光、見ることのできる光は『可視光線』つまり3~6chです。
ただし、紫外線や赤外線は見えないだけで普段の生活の中で飛び回っていて、特別なセンサーや機械があれば見ることができます。
テレビで例えるなら、可視光線は地上波、紫外線や赤外線は、HuluやWOWWOW、スカパーです。特別に契約をしていない人は普段見れません。しかし常に放送はされていますし、契約をすれば見ることができるようになります。
ブルーライトも普段飛び回っていますが、私たちは見ることができない光なんです。
ブルーライトはどの種類に分類されるの?
ではブルーライトとはどの種類に分類されるのか?
ブルーライトは“紫外線と可視光線の真ん中あたり”です。
- ↓↓
- 紫外線可視光線
紫外線は体に害を及ぼすのは知っていると思います。環境省も紫外線については
紫外線が増加すると、水上・陸上の生態系や農業生産への影響のほかに、人へのさまざまな悪影響があります。
多くの研究により、紫外線を浴びすぎると人の健康に影響があることがわかってきました。
と語っています。
実際ブルーライトはどのくらい危険?
ではブルーライトが体に与える影響は?
世間一般的には下記のように様々言われています。
- 寝る前にブルーライトを浴びすぎると眠れなくなる、睡眠の質が落ちる。
- ブルーライトを浴びすぎると視力が落ちる。
- ブルーライトを長時間あびていると肩がこる。
- ブルーライトを長時間浴びていると失明する。
などなど・・・
しかしながら最近になってアメリカの米国眼科学会(AAO)は『スマートフォンのブルーライトは視力を低下させない』とはっきり宣言しました。
ただし!ブルーライトは睡眠の質を低下させるといった害は、研究より明らかになっています。
ブルーライトカットメガネは効果ない?フィルムも効果なし?|AAO通信
ブルーライトには睡眠の質を低下させる害がある、というのは伝えました。ではブルーライトカットメガネを使えば、睡眠の質が落ちないのでは?と思いますよね。
しかしAAOはブルーライトカットのメガネや、フィルターの使用を全く推奨していません。
その理由としては
- 科学的根拠が全く実証されていない
- 長期的にはどのような副作用があるのかもわからない
ということです。
AAOはブルーライトカットメガネやフィルターを使うよりは、
- 携帯電話を寝室の外に置くこと
- ドライアイ対策のため、長時間携帯電話を凝視しない
という行動を推奨しています。
ひとこと
今回の記事をまとめると
- ブルーライトは睡眠の質を低下させる
- ブルーライトカットは効果が実証されていない
- 寝るときは携帯電話を寝室外に置くほうが良い
ということでしょうか。ブルーライトカットメガネが全く効果が無いかは今後変わってくるかもしれませんが、過度な期待はしないほうがいいかもしれませんね。
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